運転席の隙間も5分で無臭!愛犬の嘔吐跡を消す3つの手順
運転席の横、あの狭い隙間に愛犬が戻してしまったときの絶望感。
シエンタオーナーの皆さんなら、あのウォークスルーの便利さが、あの一瞬だけは恨めしく思える気持ち、分かってくれるんじゃないでしょうか。
先日、家族で小倉の方へ買い物に出かけた帰りのことでした。後部座席から聞こえる、独特の「ケフッ、ケフッ」という音。
あ、やばい。
そう思った次の瞬間には、うちのミニチュアダックスがやらかしていました。よりによって、運転席と助手席の間、あの掃除機ですら届きにくい魔のゾーンに。
車を路肩に止めて、私は焦って手元にあったウェットティッシュで必死に拭きました。でも、これがあとで地獄を見ることになる最大のミスだったんです。
拭けば拭くほど、なんだかニオイが広がる気がする。 家に帰り着く頃には、生乾きの雑巾とお酢を混ぜたような、鼻の奥にツンとくる酸っぱいニオイが車内に充満してしまって。助手席の妻も、後ろの息子も無言になっちゃうし、せっかくの休日が台無しでした。
実は、吐瀉物をいきなり水拭きするのは悪手なんです。水分を含ませると、ニオイの原因菌がシートの繊維の奥へ奥へと逃げ込んでしまうから。
じゃあどうすればいいのか。 私がプロの清掃業者の方に聞いて、実際に試して「これだ」と確信した正解は、意外とアナログな方法でした。
使うのは、重曹です。
そう、あのお掃除用の白い粉。 理屈は単純で、胃液の強烈な酸っぱいニオイ(酸性)を、アルカリ性の重曹で中和してしまおうという作戦です。これに、ペット用の酵素系クリーナーを組み合わせる。
私がやってみて一番効果があった手順は、こんな感じです。
まず、固形物だけをティッシュでそっと取り除きます。このとき、絶対にゴシゴシ擦っちゃダメです。汚れを広げないように、つまみ取る感じで。
次に、汚れた部分が見えなくなるくらい、粉のままの重曹をドサッと山盛りにします。「え、車の中に粉?」って最初は抵抗があるかもしれませんが、背に腹は代えられません。この粉が、水分とニオイを驚くほど吸ってくれます。
そのまま15分くらい放置して、あとは掃除機で一気に吸い取るだけ。
嘘みたいですが、この時点で鼻を刺すあのニオイはほとんど消えています。 仕上げに、タンパク質を分解してくれる酵素スプレー(なければ衣料用洗剤を薄めたものでも)をシュッとして、乾いた布でトントン叩けば完璧です。
たったこれだけ。作業時間にして5分もあれば終わります。
あの強烈なニオイと戦った日々が何だったのかと思うくらい、あっけない幕切れでした。
この方法を知ってから、私は100均のボトルに入れた重曹とスプレーを、常にお守り代わりに車のラゲッジに積んでいます。
「もし吐いても、あれがあるから大丈夫」
そう思えるだけで、不思議と運転中の心持ちまで軽くなるんですよね。 密室である車内のニオイ問題は、家族の機嫌に直結しますから。もしもの時は、騙されたと思って試してみてください。あの絶望的なニオイが、魔法みたいにスッと消えますよ。